卒業生のメッセージ(2016年修士了)

こんにちは。2016年卒生です。顔写真_夏目

私は学部の一年間と博士前期の二年間を通して計算系として研究をしていました。パソコンとにらめっこしながら、データを集めグラフを作り、少し条件を変えてはまたシミュレーションするという研究でした。

社会人一年目の私は研修中の身であり、まだ業務を請け負ったことありませが、研修の中では「自身の研究テーマを発表しよう」という内容がありました。私の題材は充電できるLi電池です。スマートフォンにも使われているLi電池は身近な話題、しかしこの発表会は同期だけでなく先輩社員や部長クラスも出席。水兵リーベ・・・という呪文も忘れてしまった専門外の人たちに理解してもらえるよう話すことは苦労しました。研究室で後輩に研究手順を教えたこと、オープンキャンパスで高校生にも分かるように研究室の説明をしたこと、そういった経験がこの時に役立ちました。何度か学会発表にも参加させていただいた経験も活かされ、結果として「分かりやすかったよ」という高評価を頂くことができました。

研究をしていると不便に思うことが多々あると思います。こうした方がもっと良くなるのに、、、そう思ったことはすぐに実践しましょう。気づき改善することがとても大切です。

 

卒業生のメッセージ (2013年修士了)

こんに1472638118401ちは。 今年で社会人4年目となり、入社から一貫してリチウムイオン二次電池の開発を行っています。現在のリチウムイオン二次電池は、多岐にわたる用途への応用が進められていて、それぞれに高い性能が求められています。 これらをすべて達成できる電池を目指し、日々開発業務に勤しんでいます。その中で必要となることは、小さなことを見逃さない眼を持つことであると考えています。ちょっとした変化を見逃さないで、試行錯誤を繰り返すことが電池の性能向上につながります。この根幹となる考え方は中山研究室で培うことができました。一回の実験から最大限の知見を得るように、データの解析を入念に行うことが癖になりました。さらに、中山研の特徴でもある材料探索と理論解析、実験系と計算系のように対となる研究を合わせて取り組むことで、知識の幅を広げることができました。